君の瞳に乾杯

乾杯

ラブロマンス映画といえばこの作品が出てくる方も多いと思います。ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン主演の「カサブランカ」です。

題名は当時フランス領だったモロッコにある「カサブランカ」という街の名です。

ドイツの侵略から逃れようとポルトガル経由でアメリカへの亡命を切望している人々が、なかなか渡航かなわず、このカサブランカで足止め状態になっていました。人々の諦めの空気も漂っています。

人がどんどん溜まってきて形成された、ある種繁華街のような賑わいの街で、カジノバーを経営しているのが主人公のリックです。

そこへパリで理由がわからないままに別れた恋人イルザが、夫を連れて現れ物語が展開します。

戦争、革命、愛。誰の立場をとっても切なさが溢れています。

全編通して「時の過ぎ行くままに」という曲が流れています。二人のパリでの思い出の曲です。

余韻に浸れる曲です。ワタクシこの映画観終わったあと、一日このメロディーを口ずさんでました(笑)

そして、リックの名台詞

「Here’s looking at you, kid」

「君の瞳に乾杯」

かっこいい!

でも字幕では「この瞬間(とき)を永遠に」と訳されてたのでちょっと残念。

この映画はとにかくハンフリー・ボガートの男気溢れる演技に、惚れてしまいますね。

リックの役がハマり過ぎて、ボガート自身が実際こんな感じなんじゃあ、と妄想しちゃいました。大人の男性です。ダンディでクール!

それに改めてイングリッド・バーグマンのアップをじ〜っと見つめてると、ため息が出るほど美しい。知的な美女ですよね。

自分の理想に向かって突き進むべきか、女性としての愛をとるか、悩み苦しみます。旦那さんも元の恋人もどちらも愛してくれている。

いい男二人に惚れられる女性は、やっぱりこんな人なんでしょうね。

映画史に残るラブロマンスで、この映画、好きな方多いと思います。

まだご覧になっていなければ、ぜひ!もしくは久しぶりに観てみるのもいいと思います。

バーグマンには知的なイヤリングが似合いそう。アンティーク調のミル打ちがしてあるダイヤのイヤリングなんかがいいんじゃないかな?パールも上品でいいですね。

ハウルの動く城、のベーコン

ジブリ映画は大好きです❤️

「ハウルの動く城」私はダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作も読みました。原作の方も魅力たっぷりです。興味のある方はぜひ読んでみてください。

 

ソフィーがハウルの城に潜り込んでの最初の食事が”厚手のベーコン&目玉焼き”。

(↑パン屋さんでやたら厚〜いベーコンサンドが!笑)

ジブリ作品の食事のシーンは本当に美味しそうです!この作品以外でも「ラピュタ」や「魔女の宅急便」なんかでも美味しそうなお料理が出てきます。

監督が食事シーンにかなり力を入れているのがわかります。

ジブリ作品は一度は観てらっしゃると思います。あれだけ毎年夏休みにTVでやってると笑

アニメ界では巨匠の宮崎駿。

やはり質のいい物語が多いですが、すでにある原作をアレンジしてアニメ化させていることが多いです。

宮崎監督の自伝を読んだことがあります。

小説をなぞるだけのストーリーだったらわざわざアニメにしなくてもいい、それでは面白くない、といった内容のことが書かれていたかと思います。

原作を読んだ上でアニメを観ると、オリジナルと違うところもあって、そこが楽しめる要因だと思います。(もちろん好き嫌いはあるでしょうが)

たまにはそういう鑑賞方法もオススメします!

そしてやっぱり宮崎作品に出てくる耳飾り(ピアス?)はいつもきれいな石ばかりで小さい頃から憧れてました。最近のハンドメイドマーケットはアレらシンプルな石をこれまたシンプルに仕立てている。そしてそんな商品が人気。

きっと宮崎作品がDNAに組み込まれている日本人ならではの好みかもしれません(笑)

アウリン

ネバーエンディングストーリー

こんにちは!Deveです。

久しぶりに「ネバーエンディングストーリー」を観ました。原作はミヒャエル・エンデです。

この映画は、本当にファンタジーの王道ですね。子供のときから何度も観ました。

今回ご紹介するのはこの映画の一作目です。

主人公のバスチアンは母親を亡くし、まだ立ち直れない時期に同級生からもイジメを受けていました。

そんな中で偶然(運命?)ある本屋さんで不思議な本と出会います。その本は表紙に蛇が絡まったような紋章がついた本でした。

物語を読み進めるうちにバスチアンはあることに気づくようになります。

それは自分のことが物語に書かれているようなのです。

不気味に思いながらもストーリーの魅力に取り憑かれ、読み進めていきます。物語の主人公アトレーユに感情移入をしながら。

どんどん物語に引き込まれていくバスチアン。そしてついに、自分自身がこの物語の登場人物の一人であることに気付きます。

さすがミヒャエル・エンデ、の一言です。

普通は小説でも何でも、読者は第三者的立場から一方的な関わり方です。

でもそれを物語に登場する人の側からの目線というのか、向こうからもこちらが見えているんだよ、というエンデの仕掛がとても面白いです。

ただ、映画と原作でだいぶ差がありエンデは当初かなり腹を立てていたそうです。

そしてエンデの希望の監督はあの黒澤明!幼ごころの君の役までも日本人がよかったらしいです。

親日家のエンデ、ありがとう!笑

でも個人的に外国人キャストのが好き(笑)アトレーユ、なぜだかとても美少年だし!(笑)

「ネバーエンディングストーリー」の映画公開は日本では1985年でしたが、今観てもファルコンに違和感はあんまりないです。触りたくなるくらい、生き生きしてます。

そして優しい声で「子供は大好き」「幸せを運ぶラッキードラゴンのファルコン」という自己紹介に自分が子どものころ、何故ファルコンが好きだったのかわかる気がしました。優しい大人の包容力、みたいな感じですかね。安心できる愛すべきキャラです。

あと物語に出てくる蛇の形のペンダント、アウリンのイミテーションを姉が持っていて、羨ましかったのも思い出しました。アレいつか自分で作ろう!と思ってました(笑)そういう意味ではラピュタの飛行石のペンダントも一緒かな(笑)

一度は観てらっしゃるかもしれませんが、連休中何も予定がなければぜひ、観てみてください。

わたしのように、子どもの頃抱いた感想が自然に出てくるかもしれません。

三人の美女?

最近、朝晩寒くなってきましたね。

ということで今回は「お熱いのがお好き」というコメディ映画のご紹介します。題名からして暑苦しそうですよね(笑)身体も心もHotになってください!

マリリン・モンローが出ている映画です。

彼女が歌う「I Wanna Be Loved by You」も有名です。セクシーでチャーミング。マリリンの魅力全開です!

わたしは前に一度観ましたが、ラストしか思い出せずまた観てみることにしました。

禁酒法時代のシカゴで、お酒の密売が生業のマフィアと警察の攻防戦から物語はスタートします。

そんな中、裏切り者をマフィアが始末した場面を主人公の二人の楽士が目撃してしまいます。ジョーとジェリーです。

マフィアに顔を見られ追われる身となった二人が潜り込んだのが、女性だけで結成された音楽隊。

もちろん二人とも女装!けっこうキレイです笑

そしてその音楽隊の中で一際輝いていたのがマリリン・モンロー扮するシュガーでした。

二人ともすっかり彼女に夢中。音楽隊の遠征地であるフロリダに着いたところからがこの映画の面白さが凝縮されています。

シュガーをものにしようとするジョー、一方女装姿を大富豪に一目惚れされたジェリー。二人とも相手からさまざまな愛のかたちを学ぶことになります(笑)。

ラストで大富豪に自分は男だ!とカミングアウトしたジェリーに、さらりと大富豪の名言が飛び出しますので、必見です。

映画自体も白黒だったんですね。理由は二人の女装がカラーだと、観客が観るに耐えないから!だったそうですが笑

改めて観ると、マリリンのシュガーの心理描写はちょっと薄いかも。

やはり主人公の男二人の視点で描かれているため、全体的にこの時代の「理想の女性像はこんな感じ」というものの体現というか。

ただコメディー映画なので深く考えるというより笑える、というのが重要なのでその点ではとてもよかったです。

さすが一世を風靡したマリリン・モンロー。

ダイヤモンドのジュエリーなんか、きっとよくお似合いでしょう。無垢なきらめきはマリリンのピュアさによく映えると思います。

口元のほくろの色っぽさ、豊満ボディー、艶っぽくて可愛らしい歌声、今でも男性にとっては永遠の憧れ!だと思います。わたしも好き❤

コメディ映画としては質が高いと思います。ぜひ一度ご覧になってください!

ハッカーという職業?

ハッカー

映画の投稿ばかり(笑)

Deveです。

今回はハリウッドでリメイクされ話題をよんだ「ドラゴン・タトゥーの女」、そして元になったスウェーデン版「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」をご紹介します。

こちらの映画はスウェーデンの小説家スティーグ・ラーソンによる推理小説が元になっています(スウェーデンでは発売当時、社会現象になったとか)。

この小説は三部作で、第一部にあたるのがドラゴン・タトゥーの女です。ハリウッドではこの第一話だけがリメイクされ、反響をよびました。

主人公はミレニアムという雑誌の発行責任者兼共同経営者で敏腕ジャーナリストのミカエルです。

物語の冒頭、ミカエルは大物実業家を追いつめたつもりが、逆に追いつめられ裁判で負けます。ジャーナリスト生命も雑誌自体も窮地に立たされ、彼はいったん世間から離れることを考えるようになります。そんな時に舞い込んだのが数十年前に殺害されたと思われる姪のため、犯人を探して欲しいという大富豪(大企業グループの前会長)からの依頼でした。

また第2の主人公リスベットは、ミカエル自身の身元調査を大富豪の代理人から依頼され、完璧に調べ上げた天才ハッカー。リスベット自身も幼少期からいろいろな問題を抱えた女性です。物語中盤から2人は関わりをもち、共に行動するようになります。

とにかく濃い!です(笑)ストーリーもキャラも。ハッカーという危険な響きに魅力を感じてしまう人であれば、この映画に間違いなくはまるでしょう(笑)

リスベットがとにかくカッコイイ‼︎本当は必死で自分を守ってるだけなんですが、相手からしたら一言、クレイジー!このリスベットを演じたのが、ハリウッド版はルーニー・マーラ、スウェーデン版はノオミ・ラパスです。

二人とも妖しい魅力たっぷり❤︎

最初にハリウッド版を観たのでリスベット役はこの女優さんハマり役!と思ってたんですが、スウェーデン版も負けちゃいませんでした(笑)

ミカエルは決っして影が薄くはないんですけどね、ヒロインがとても強烈なので(笑)

また、原作者のスティーグ・ラーソン自身もジャーナリストだったあたりが、作品に存分に活かされていると思います。

作者の強い想い、社会的弱者や虐げられた者の、人としての正当性の主張や、大規模な不正を暴くこと等々ジャーナリストとしてどこまでやれるか、自身がずっと考え続けてきたことなんだろうなと思いました。

わたしはこの後に続く2作とも観ました。

「ミレニアム2 火と戯れる女」、「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」。1話目から続く流れではありますが、2話目から3話目がより続き物の作り方になっています。

作者は本来もう何作か考えていたようですが、まだ小説が発売される前にご病気でこの世を去られています。

三部完結にはなっていますが、できれば続きを観てみたい、そう思わせる映画でした。

リスベットには、シルバーのキレッキレのピアスを身に着けてもらいたいな~。先が尖っている爪のようなイメージのもの。繊細で壊れそうなもろさの外見は、それこそ細かい細工物をこなせます。