ニコールキッドマン主演の「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」を見ました。
“クールビューティー”と謳われたグレースケリー。昔の写真を見ると、本当に魅入ってしまうくらい美しい人です。
今回の映画ではそのグレースを現在のハリウッドのクールビューティー、ニコールキッドマンが演じました。物語も後半になるとそのままグレースを見ている気に。最初二人が似ているとは思いませんでしたが(ニコールの演技力?)。
「女優として成功を収めていたハリウッドを去り、モナコ公国に嫁いだ現代のプリンセス」
一般的に知られている彼女は女優からモナコの公妃に転身した華やかな人(あとは愛車運転中の事故死)それくらいだと思います。
しかし今回は今までクローズアップされなかったシンデレラストーリーのその後が描かれています。
物語の冒頭では、なかなかモナコに馴染めないでいる彼女の境遇や葛藤、中盤では公妃としての役割に目覚めていき成長する姿を、国の存亡をかけた政治的事件にからめて丁寧に描かれています。
そしてもちろん夫や家族への愛も。
ヒューマンドラマというのか、グレースの心理を深く掘り下げているところも見どころです。自分のやりたいこと(女優業)と主婦(公妃ではありますが)としての役割。
とても現代的な問題も取り上げられている点で、わたしも含め特に女性は考えさせられる映画ではないかと思います。あまり話すとネタばれになりますのでこのへんで(笑)。
また脇を固める登場人物も魅力的でした。
海運王で大富豪のアリストテレス・オナシスや歌姫マリア・カラスなど(カラスは一度目スルーしてしまったので2度見しました(笑))。へえ~!そっか時代が重なるんだ!と別の角度からもこの世界観にかなりはまってしまいました(笑)
グレースの着ている服も今着られそうなフェミニンなものばかり。おしゃれシネマとしての見どころもありです!
私もいつか映画に出てくるような素敵なハイジュエリーを作ってみたいです。